
いまいちすっきりしない天気だったけど、雨は降ってないので良しとしないと。 一応荷物には雨装備をして出発。 長崎湾に掛かるヴィーナスウィングを通ろうか思ったが、長崎の街を眺めたいと思い、 岩佐山に行くことにした。 ヴィーナスウィングは125ccだと通行料が10円で、ちょっとお得感があるんだけどね。
岩佐山へ行く途中からの眺め。

綺麗な景色は望めないので岩佐山には立ち寄らず、海沿いに出て国道202号線を北上する。 国道沿いに漁協の直売所があったので寄ってみた。 買う気はなかったのだけど、さつま揚げ(○天って書いてあった)が揚げたてですよ、 の声に釣られて買ってしまう。 温かくて、ふんわりしていて、おいしかった。

この直売所は定休日が毎月旧暦16日(月夜間)と書いてあった。 旧暦基本なんだ、と思ったけど良く考えたら15夜の次の日、満月の日は漁に影響があるのでしょう。
海沿いを走っていて、ふと海を見たらサーファーが浮かんでいる。 最初海女さんかと思った。 今日は良い風が吹いているので、サーフィン日和なんでしょう。

道の駅夕陽が丘そとめに寄る。 ここには遠藤周作文学館もあって、寄ってみようかと思ったが、 遠藤周作の作品って読んだことがないのでやめる。 帰ったら読んでみようかな。

無料になった大島大橋を渡ろうと思ったら、強風のため2輪車通行止め。 風速15mを超えているらしい。 歩道を歩いて渡ろうかどうしようか少し考える。

結局歩道を押して歩く。 強風の中、荷物満載の単車を押して歩くほうが危ない気がしたが、決まりなので仕方が無い。 帰りは風がおさまっていることを願おう。

西彼杵半島~寺島~大島~蛎浦島~崎戸島と、4つ島が橋で繋がっている。 他の橋も通行規制があるか心配していたけど、規制はなく通過できた。

蛎浦島にウォーターデッキステーションという場所があるので行ってみた。 木道が海に続いている。 先に何があるのかと思って歩いてみることにした。

ウォーターデッキステーションの先まで歩いたが、結局何もなく。 ちょっと残念な感じ。 天気が良かったり、夕日が見えていたらまた印象が変わるのかもしれないけど。

この辺りのバス停は、こんな魚の形をしていて面白い。 バスの本数は少なそうだけど。

崎戸島の先端まで行くとホテル咲き都があり、さらにその先に北緯33度線展望台があった。 地図を見ると北緯33度からずれているので、古い測地系を使っていた時代の33度なのかな。

この展望台にあった廃墟。 どちらかと言うと、こちらに興味をもってしまった。 看板を見ると、日本海軍の聴音所だったらしく、潜水艦の動きを察知するための施設だそうな。 レンガ造りだけど、綺麗に残っている。

崎戸島を走っていたら、突然左のバックミラーが落ちた。 スピードが出ていなかったため、手の甲にうまく乗って、そのままバランスを取りながらクラッチを握って停止。 溶接している部分が取れたようである。 振動の大きい道だったら納得できたけど、何もない道で取れるとは。

蛎浦浦を渡る崎戸橋。 島と島を繋ぐ橋以外にも湾を渡る橋があって、地図を見ないとどこから島なのかが良くわからない。

太田尾教会という古い教会があるので行ってみた。 えらく細くて急な道を登って辿り着く。 そんなに大きな教会ではないけど、素敵な感じの教会だった。

百合岳にある展望台に来た。 とりあえず、登ってみる。

展望台を登っていった最後は、なんとはしご。 ヘルメットを被ったままで登ったので、何度もぶつけてしまった。 下にはしごを登るって書いてくれれば、ヘルメットなんか持って行かなかったのに。
そして、生憎の天気でとくに綺麗な景色が見られることもなく。

一昨日も通った西海橋の袂にある西海橋公園から、針尾送信所のアンテナ。 公園の人に聞いたら、15年ぐらいまでは現役で使っていたらしい。 これだけ大きいと、LF とか MF なのかな。

針尾島で中古を扱っている単車屋を見つけた。 古いので良いので、左のミラーを安く譲ってくれないかとお願いしたところ、 これで良ければ、と無料で頂いた。 佐世保市指方町のバイクロードさん、ありがとうございました。

お昼をだいぶ過ぎているし、佐世保にいるということで、佐世保バーガーを食べる。 国道から近い BigMan というお店で。 味はまぁ、こんなものでしょう、という感じで、食べにくいのが難点。

九十九島が望める展海峰に。 小さな島がいくつも浮かんでいて、ずっと向こうまで続いている。
近くに田中穂積という人の銅像があったけど、誰?だろう。

冷水岳の展望台に。 駐車場から少し離れているので、ここまで登るのが大変だった。 古そうな展望台の建物に登る。

展望台からの眺めは、雲が出ている影響で遠くが見渡せず。 晴れていたら気持ち良いのだろうな。

近くにアジサイ園があるはずなので、少し探してみたけど見つからなかった。 アジサイが少し咲いている場所があったので、そこかもしれなかったけど。
山を下りていって、本土最西端の神崎鼻に。 さっき行った崎戸島の方が西にあるし、これから行く予定の平戸島もさらに西にあるので、 最西という感じがあまりない。 こんなデザインされたモニュメントよりも、 例えば大間崎にある「ここ本州最北端の地」のような文言の碑の方が雰囲気が出るのに。

走っていると、鹿町町と書いてある看板がいくつもあった。 今は佐世保市だけど、昔は長崎県北松浦郡鹿町町だったようで、読み方は「しかまちちょう」。 鹿町だけじゃ駄目だったのだろうか、と思ってしまう。 そしてこの辺りの地名には~免と付いた地名が多く、聞いてみたところ平戸藩からの名残りらしい。
すっかり18時を過ぎてしまったので、今日の宿、平戸YHに。 グラスハウスと付けられているだけあって、目の前は広い草原。 ゴルフ場かと思ったぐらい。 夕焼けは見られなかったけど、ここは温泉なのでゆっくり入りながらのんびりする。

色々寄り道していると、なかなか距離が進めない。 平戸島や生月島に行けると思っていたけど、平戸島にも行けなかった。
今日の一言
本土最西端の神崎鼻に行った。 本土の最東西南北は納沙布岬、神崎鼻、佐多岬、宗谷岬、と北海道と九州にあるので比較的行きやすい気がする。 それよりも本州の魹ヶ崎、毘沙ノ鼻、潮岬、大間崎の方が分散していて行くのが大変だし、 魹ヶ崎は1時間歩かないと行けないし。 この中で行ってないのは本土最南端の佐多岬なので、今回の旅で行ければ寄りたい。