2010 しまなみ海道〜四国
2010年11月29日 宿坊


天気:晴れ
距離:0km
移動:新居浜→善通寺

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今日は、65番三角寺から。 地図を見ていたら、法皇スカイラインというのが三角寺の裏まで延びており、 途中の翠波高原ではコスモス畑が広がる、とあったので、時期が遅いけど行って見ることにした。
国道11号線の混雑を避けるため、海沿いの県道13号線を進み、国道11号線に少し入ってから寒川で観音谷林道に入った。
地図には舗装林道と書いてあったけど、酷い舗装だったり、舗装してないところもかなりあって、 この林道の選択は失敗だった。

翠波高原にやっとの思いで到着したが、やっぱり遅いと言うか、遅過ぎで、コスモスは既に刈り取られた後だった。 そりゃ、もうすぐ12月だもんね。
写真は、翠波の西峰から三島を望んだところ。 製紙工場などの煙突が見える。

三島を望む

三角寺になんとか到着。 未舗装路を走ったり、翠波峰に登ったりしていたので、10時を回ってしまっていた。 今日は善通寺の宿坊に泊まるのだが、17時半に夕食と念を押されたので、17時までには行かないと迷惑がかかる。 このペースじゃ、ちょっと厳しいかな。

三角寺

伊予の国とはお別れして、雲辺寺から讃岐の国の霊場に入る。 と言っても、この雲辺寺は徳島県にあるのだけど。
雲辺寺へはロープウェイで行こうか、裏からの道路で行こうか少し悩んだ。 ロープウェイだと国道11号線か県道9号線を走ることになる。 国道11号線は混んでいそうだし、県道9号線は1度走ったので面白くない。 そんなことを考えて、裏からの道路で行くことにした。
西側からの県境を走る道はかなり狭く、車のすれ違いは大変そうだった。 雲辺寺へ行く分岐からの通行料は100円。 普通車だと500円みたい。 どちらにしても、納経所での自己申請。

雲辺寺

県道268号線で山を降りる。 ぽつぽつと農家が点在していた。 何かを干していたので、聞いたら大豆なんだと。 他にも干し芋も作っていた。 今日は天気が良いので、良く乾きそう。

大豆

県道6号線の薬師峠を通って次の大興寺に向かうが、途中で道を間違えたのか、怪しげな細い道になってしまった。 多分迷ったようで、とりあえず太陽の位置を参考に、なんとか国道377号線に出た。

細い道

大興寺をお参りして、観音寺市街に入る。 「道の駅ことひき」近くで食事をして、近くにあるループ橋がある道に行ってみる。 山の上から、銭形が見えるのだとか。 全く何のことかわからなかったけど、展望台に行って意味がわかった。 銭形砂絵と呼ばれる砂で作られた寛永通宝の形が見えるのである。 知らなかったので、ちょっと感動した。

銭形砂絵

次の神恵院に向かう。 山門には、「四国 第六十八・六十九番 霊場」「七宝山 観音寺 神恵院」と書かれている。 ここは同じ敷地に2つのお寺さんがあり、納経所は一緒なので一箇所で2つお参りすることになる。

観音寺

71番の弥谷寺へは無料の駐車場の上に、有料駐車場もある様子。 行ってみたらゲートがあり、看板には二輪車無料と書いてあった(普通車は500円)。 ゲート自体はバーが道路に対して短いので、横から勝手に入れないこともなかったけど、 一応インターホンで伝えると、バーがあがった。 カメラで見られているのかな。

有料駐車場からも、階段がかなりあり、それを登って本堂に行かないといけない。 最初は1段飛ばしで登っていたけど、半分ぐらい登ったところで限界だった。

弥谷寺の階段

弥谷寺は崖に張り付くようにしてお堂があり、大師堂には弘法大師が学んだと伝えられている岩窟があった。 写真は岩窟護摩堂。

岩窟護摩堂

72番の曼荼羅寺をお参り。 ここまで来ると、今日の宿である善通寺まで10分の距離なので、ゆっくり回れる。 曼荼羅寺からすぐの73番の出釈迦寺をお参りしたところで、16時半ぐらい。 次の甲山寺へ行けないこともなかったけど、善通寺宿坊での食事が17時半からなので、 今日は出釈迦寺まで。 明日は善通寺から1つ戻った甲山寺からお参りすることに。

今回初めての宿坊、どんなところか楽しみだった。 行ってみると、建物はビルような新しいもので、中も非常に綺麗。 さすがに部屋に風呂やトイレが付いていないけど、そもそもそんなもの望んでいない。 部屋には金庫まで付いていて、旅館と違って何かが無いな、と1分ぐらい考えてテレビがない、とわかった。 もちろん、テレビがないぐらいは気にならない。

宿坊の部屋

夕食を食べに、食堂に行く。 かなり大きな食堂だったけど、食事が乗っているのはその一角。 宿泊者は私を入れて5人だけのようである。

食事は精進料理ではなく魚や鶏肉が出てきて、ちょっとがっかりしたのもあるけど、 歩いて回っている人は助かるのでしょう。
宿泊者に若いお坊さんが一人いた。 真言宗ではない他の宗派の人みたいで、食事しながら豪快にビールを飲んでいた。 そう、ここでは飲酒もできるのである。

宿坊の夕食

なんとお風呂は温泉である。 宿泊者は男4人、女性1人なので、このお風呂は実質4人のためだけ。 湯船の1つは湯が張っていなかったけど、それでも贅沢である。
女性のお風呂も、1人だけのために湯が張られていて贅沢気分だと言っていた。

温泉

こんな書き方をして良いのかわからないが、宿坊は旅館のサービスが無いもの、という感じを受けた。 明日の朝はお勤めがあるので、それも楽しみだ。


Tatsuyoshi 21st Project
by Tatsuyoshi