朝食前の散歩に行く。
海を眺めたり、オリーブに触れてみたり。
今日は島の東海岸を反時計回りで進んで、寒霞渓に向かう。
海沿いを進んでいくと、醤油工場や佃煮工場がいくつもあり、醤油の香りが道路まで伝わってきた。
まだ9時前なので、工場を見学したり、売店で買い物をするには早いため通過する。
岬の分教場、という看板があったので寄ってみた。
24の瞳はこの島が舞台になったらしい。
24の瞳を読んだのは小学生ぐらいの頃だし、この校舎を見て懐かしさも感じないので、中には入らず。
もう少し離れた場所に、二十四の瞳映画村、というのもあったけど興味が沸かなかったので行かず、海岸線を走る。
南風台という展望スペースがあった。
今日は天気が良いので、遠くに淡路島が見えた。
ここから淡路島まで40キロ弱ぐらいみたい。
すぐ下の城ヶ島は、潮が引くと陸続きになるらしい。
この辺りは大阪城の石垣にするための石が切り出された場所で、今でのその跡が残っている。
楔を打って石を切り出して、船に積んで、大阪まで運ぶ、当時は大変だったのだろうな。
そんな石切は現在も行っており、当時とは違って大規模な掘削。
海沿いを走っていたら、島まで細い道で繋がっているところが見えた。
行けるかどうか、うろうろしながら試してみたけど、養殖場の会社だったり、石切をしている会社の土地になったりして、
行くことができなかった。
歩いている人に聞いたら、小島というらしく石切をしている会社の土地なんだとか。
大部から山側に入って、寒霞渓を目指す。
山道は紅葉の盛りで、正面からの太陽もあって葉が黄金色に輝いている感じだった。
寒霞渓に到着した。
展望台の一角で、何故か物を投げている人が多数。
山の上からものを投げるなんて危ないな、なんて思っていたけど、崖のちょっと先に輪があり、
そこを通すと願いが叶うとか、そんな類のアトラクションだった。
そういえば、どこかの旅番組で見たことあるような気がする。
紅葉の時期のためか、土曜日だからか、寒霞渓は観光バスが着いたりしていて、かなりの人だった。
もう少しゆっくりとしたいと思い、星ヶ城山に登ることにした。
星ヶ城山というぐらいなので、その昔山の上に城があり、跡が残っていた。
よくこんな場所に城なんか作るな、なんて思ってしまう。
星ヶ城山を降りて、一度草壁まで下り、昼食と朝行けなかった醤油工場に向かうことにした。
途中、サルの群れに囲まれてしまう。
母ザルの上に必死でしがみつく小ザルが可愛くて、ずっと眺めてしまった。
そんな道の真ん中にいると、ひかれるよ。
まずはマルキン醤油の醤油記念館に。
入場料210円なのだけど、入場すると210円の醤油をもらえるので得した気分になる。
そうめんの直売所があったので行ってみた。
この時期はそうめんを作ってないみたいで、乾燥室の中はうどんが干してあった。
他にも機械とか見せてもらったりして。
ここでお土産のそうめんを買った。
素麺を作っているところで「瀬戸よ志」というお店を教えてもらって行ってみた。
ここで、ぶっかけ五目そうめん、を注文。
たしか注文のとき、○○抜きで、と何かを抜いてもらったので、写真は4目になっていると思う。
寒霞渓ロープウェイの下の駅近くに紅葉の綺麗な場所があると聞いていたので、行ってみた。
聞いた場所とは違うみたいだったけど、綺麗だったので15分ほど登山道を散歩。
ここで午前中星ヶ城山で会った人と、また遭遇した。
その人は、歩いて下から登って、歩いて降りているそうな。
オリーブ製品を売っているお店に行ってお土産を買い、醤油・素麺・オリーブ油を箱に詰めて発送した。
目標のフェリーの時間までまだ余裕があったので、海沿いで土庄港まで行かず、また寒霞渓を登って行くことにした。
小豆島スカイラインを走って、途中で蛙子池近くの「清水の湧水」を探すことに。
地図には、蛙子池の南側に湧水が描かれていて、砂利道を走ったりしながら蛙子池まで行くが、全く見つからなかった。
フェリーの時間があるので、探索は適当に切り上げる。
これだったら、名水百選の「湯舟の水」に行けば良かった。
清水の湧水探しで時間がかかってしまい、エンジェルロードと呼ばれる干潮のときに現れる道を見に行くことができず、
土庄港のフェリーターミナルに。
ここのフェリーは人も車も、同じところから出入りする。
フェリーで瀬戸内海に沈む夕日を見て、高松港に着く頃にはすっかり暗くなっていた。
今日の宿をまだ決めてないので、港でバタバタしながら。
結局今日は、高松さきかYGHに。
YHじゃなくて、ちょっと高いバージョンのYGHで、YGHなんて泊まるのは2回目。
どんなところかと思っていたのだけど、ホテルだった。
それもマンションを改修してホテルにしたみたいで、ちょっと面白い造り。
近くに姉妹ホテルがあって、そこの温泉が無料で入れるということで、1分ほど歩いたホテルの温泉に入ってきた。
実はお金を持っていなくて、宿代をクレジットカードで払おうと思っていたのだけど、
使えないということがわかり、仕方なくコンビにのATMでお金をおろそうか、なんて思っていた。
ふと、有料道路用の100円玉を大量に持っていたことを思い出して、
嫌な顔をされつつ100円玉を26枚使ったりして、なんとか切り抜ける。