サンライズ糸山からの朝の来島海峡大橋。 なんだか景色を見ていると、まだ瀬戸内海の島に居るように感じてしまう。

近くの糸山公園に行ってみた。 ここから来島海峡大橋が一望できる。 9時前だったので売店も開いてなくて、人もほとんど居なかった。

ちょっと今治の警察署に寄って、今日、瓶ヶ森林道と石鎚スカイラインが走れるかを聞く。 手元の地図には瓶ヶ森林道は11月中旬まで通行可と書いてあったので、確認のために。 でも、この道路は高知県と愛媛県との県境を走る道で、ほとんど高知側を走っているのだけど。 久万高原町だかの警察署に確認をとってくれて、「多分大丈夫なので、気をつけて」と言われる。
今治にはお城があるので行ってみた。 駐輪場がないので右往左往して中の人に聞いたら、短時間なら堀内に止めても良い、と言われたので堀内に。

天守はコンクリート製で、復元されたものだった。
天守閣からの眺め。 今治の街が一望でき、遥か向こうに来島海峡大橋が見える。 こうやってみると、橋がかなり長いことがわかる。

今治のB級グルメ、焼豚玉子飯のパンフレットがあったので、近くの店の白龍に行って、食べてみた。
食べた感じは、B級だな、という感じで次に食べることはないでしょう。 別に不味いとかじゃなくて、卵の食べ過ぎになるんでね。

西条を抜けて国道194号線に入り、寒風山トンネル手前で旧道に入った。 この道が心細くなるぐらいの山道で、だんだん寒くなるし、 蛇行しているために地図上の感覚よりも長く感じて、道を間違えたのかもと心配になるぐらいだった。 昔はこの道が国道だったので、大変だったのだろうな。
寒風山隧道を抜けたところにある寒風茶屋でトイレ休憩。 と言っても、茶屋は開いてなかったけど。 ここから瓶ヶ森林道に入る。 規制看板を見ると、11月23日の15時に閉鎖になるみたいである。 1週間遅かったら閉鎖になっていた。 その先の石鎚スカイラインは11月30日まで。 四国で冬季閉鎖になる道があるなんて、思ってもみなかった。

遥か彼方の天まで続いているかのような瓶ヶ森林道。 あまりにも寒いので、さっきの駐車場で着増しして、ハンドルカバーを装着した。
この道を歩いている人がいて、伊予富士まで登ったそうな。 朝は雲が出ていて視界が無かったと言っていた。

なんだか遠くの方で、桜のような花が咲いている。 何の花だろうか、と思って近くまで来てみたら、なんと樹氷だった。 寒い筈である。 写真は、「自念子ノ頭」という山。

自念子ノ頭の近く辺りで、車が何台か止まっている。 見た感じ、この樹氷を見ている訳じゃなさそうなので聞いてみたら、この先のトンネル工事待ちらしい。 次に開くまで20分ぐらいあるので、待っているとのこと。 通りで対向車が少ない訳だ。
私も、少し散歩してからトンネルが開く5分前に出発。 工事していたトンネルは、町道瓶ヶ森線8号トンネルというところで、 工事時間の8時半から16時までの間、お昼の時間を除くと午前1回、午後1回の2回しか通れない。 私が通過した10分の通過時間を逃すと、工事終了までの1時間半待ちとなる。 そんなこと、今治警察署で教えてくれなかったぞ。 ま、通れたから良かったけど。

道路に黒くて大きな獣がいた。 やばい熊だ、ともの凄い緊張感が走ったが、ブレーキを掛けた頃には動き出してイノシシと判明した。 それでも大きかったので、恐怖感があった。
そんな中、山深くて景色が素晴らしい道を走る。 ときどき樹氷が桜の時期を思い出させるような感じで現れて、心が和む。 寒かったけど。

瓶ヶ森林道から石鎚スカイラインに入った。 石鎚スカイラインの石鎚山側には国民宿舎もあり、山登りの人のための大きな駐車場もあった。 私が休憩してたときも何人かが山から降りてきていて、午前中は曇っていたと言っていた。 ここから丁度良いぐらいの距離だし、天気が良ければ私も登ってみたい。
写真一番高い山が石鎚山、その手前が「鶴ノ子ノ頭」という山。

道路には、雪が残っていた。 まだ11月中旬だというのに。 この雪を見て、「雪のため」冬季閉鎖するのを信じるようになった。
良く考えたら、屋久島の宮之浦岳は1936mで、冬には雪が降る。 それより北で標高も高い石鎚山周辺に雪が降るのは、当たり前のことか。

石鎚スカイラインを降りたところで、鮮やかなもみじが目に入った。 心が洗われるような色。

石鎚スカイラインから西側の県道12号線は、もみじラインと書いてあって、 道にはもみじの木が多く植えられていた。 紅葉の時期には少し遅いぐらいだったけど、気持ちよく走れた。

面河渓という看板があったので、行ってみることにした。 綺麗な渓流があって、少し歩くと渓谷の景色が見られるみたい。 歩きたい気分もあったけど、日没が迫っていたので道路から眺めるだけにして。

予定では黒森峠を通って松山に入る予定だった。 面河渓で会った地元の人は、もう暗くて危ないし、峠あたりで日没になってしまうよ、 と教えてくれたので、国道494号線はあきらめて国道33号線で松山に。
それでもすっかり暗くなってから松山に入ることになり、 今日の宿は松山YHにした。 宿に荷物を置いて、歩いて道後温泉に向かう。 これから仕事に向かうおばちゃんに道を教えてもらったりしてたら、 坊っちゃんからくり時計が動き出したので、しばし見学。

道後温泉本館に行く。 今日は寒いところを走って体が冷えたので、奮発して霊の湯2階に! 浴衣つきで、坊っちゃん気分。 と言っても、この旅行前にあわてて坊っちゃんを読んだりしたのだけど。

霊の湯の湯釜には、伯爵樺山なんとか、と書いてあった。 本館の人に聞いたら、「従二位伯爵樺山資紀」と書いてあるらしく、説明の紙をくれたのだけど謂れの説明はなかった。 それと、湯船が座って浸かるには深さがあるのは、あまり長居をしないように造られたから、なんだとか。
本館を出て商店街を歩いていたら、入り口の道後温泉観光会館で無料のレンタサイクルを発見。 それも電動アシスト付き。 明日はこれを借りて、1日松山観光をすることに決めた。