2010 しまなみ海道〜四国
2010年11月16日 渡橋


天気:晴れ時々曇り
距離:113km
移動:因島→今治

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しまなみ海道を進んで、今日か明日には四国に入る予定。

高根大橋を渡って6島目の高根島に。 向島大橋は赤だったけど、高根大橋は黄の橋。 のどかな海を眺めながら、高根島をぐるっと一周する。

高根大橋

途中トンネルがあって、とても良い味だった。 入り口はコンクリートで覆われていたけど、中は完全な素掘り。 直線で向こうに海が見えるけど、車1台がやっと通れそうなぐらいの幅で、 モーターサイクルですれ違うのもちょっと嫌な感じ。
トンネルの向こうは昭和が待っているのじゃないかと思うぐらいの雰囲気だった。

高根島トンネル

生口島に戻って、耕三寺に向かう。 高根島で時間をつぶしてきたけど、まだ耕三寺は開門前だった。 入り口前で、10分ぐらい本を読んだりして待つ。

耕三寺門前

開門した。 門も含めて色々な社寺の様式を模していて、ちょっと色使いはどうかな、と思う部分はあるけど立派な造り。 ただ、模していると聞くと独自性に掛けているし、歴史的な年数も無いので、 どうしても見劣りしてしまう気がする。

耕三寺入り口

西の日光と呼ばれる所以の孝養門。 日光の陽明門を模したもので迫力があるけど、色がね。 それに向こうは東照宮なのでお宮さん、こちらはお寺さんなので、違和感もある。

孝養門

裏山を登ったところに「未来心の丘」というところがあった。 何億だかかけてイタリアから大理石を運んでできたところ。 耕三さんは1970年には亡くなっているので、その子孫の人?が作らせたのでしょうか。 こんなものが作れるということは、遺産が大きかったのでしょうかね。 それとも入場料の収入が多いのか。
白い石と青い空、緑の木々と素晴らしいのだけど、ここは瀬戸内海の島。

未来心の丘

シトラスパーク瀬戸田に行ってみた。 しかし残念ながら、今日は休園日だった。 可愛い車の写真を撮って、次の島の大三島に向かう。

シトラスパーク瀬戸田の車

多々羅大橋の立派な姿が見えてきた。 橋の向こうは愛媛県なので、橋を渡れば四国とも言える。 ただ、昨日行った岩城島も愛媛県なので、既に一度四国に入ったとも言える。

多々羅大橋

料金所は尾道側にあった。 通行料は100円。 サイクリングチケットは50円券なので、2枚ちぎってここに入れた。
橋の途中で「鳴き龍」現象が起きる場所があり、やってみたけど、特に感動もなく。 車に乗って渡る人には体験できないので、貴重なのかもしれないけど。

多々羅大橋の料金所

7島目の大三島に入った。 橋を渡ったところにある多々羅総合公園の展望台から。 橋の高さがかなりあるので、自転車とか歩いて橋を渡る人は大変そうである。

多々羅総合公園から

道の駅多々羅しまなみ公園に。 地元の人が作った柑橘類が安く売っていた。 特にレモンとかがおいしそうだったので、本州の人に送ったりして。

近くの多々羅温泉に入ろうか少し悩んだけど、まだお昼なのであきらめる。 後で聞いたら火曜日定休だったので、どちらにしても入れなかったのだけど。

多々羅しまなみ公園

地元の人に、お勧めのお昼ご飯が食べられる場所を聞いたら、大山祇神社近くの「大漁」という店を教えてくれた。 行ってみたら、ここも定休日だった。 残念。 仕方なく近くの観光的なお店で鯛めしのセットなんかを食べた。

大漁

大山祇神社に行く。 歴史ある神社でかなり大きく、楼門が杉の香りが漂うぐらい新しかった。 大きな楠の木と、歴代の防衛庁長官なんかのお偉さんなんかの写真が飾られていたのが印象的だった。

裏にある宝物館にも行く。 お金を払って中に入るが、靴を脱がないといけない。 失敗した、なんて思いながら仕方なく今回は靴を脱いで見ることにした。
鎧とか刀なんかがあって、国宝や重要文化財ばかり。 義経とか頼朝なんかが手にしたと思うと、感動する。 ただ、個人的には武具よりも防具が多かったのが残念。

大山祇神社

大山祇神社の近くで生しぼりジュースが売られていた。 目の前の器械でみかんをしぼっていて、おいしそうだったので1杯。

生しぼりジュース

伯方の塩、の工場があったので見学する。 でも、ここは大三島で、伯方島は隣の島。 本社なんかは伯方島にあるみたいだけど、見学できる工場はここのみなので、仕方ない。

中で塩の作り方なんかを見学して、外で塩ソフトクリームが売られていたので買ってみた。 塩分が多いので塩トッピング抜きにしてもらって。 甘いけど、ちょっと塩の味がするような感じ。

伯方の塩工場

工場のトイレで他では見ないものを見つけた。 手洗い塩、である。 せっかくなので、手にちょっと付けて洗ってみた。 塩を取るときは関取のような気分。

工場のトイレ

工場の外にあったチャイム。 左から順番に叩いていくと、は・か・た・の・し・お、の音が出る。 リズム良く!と説明書きに書かれていた。

チャイム

近くに出来た流下式の塩田も見てきた。 作業している人に聞いたら、まだ試験段階で製品としては作ってないのだと。 ちょっと味見してみたい気もする。

流下式の塩田

大三島橋を渡って、9島目の伯方島に入った。 他の橋が立派だったので、ちょっと地味に感じた橋だった。 ここは歩行者も自転車も同じ道を通る。

大三島橋

陽がだいぶ傾いてきた。 伯方島のさんわという店で、伯方の塩ラーメンを食べて早めの夕食。 海の香りが漂うラーメンだった。

大三島橋遠景

伯方・大島大橋を渡る。 陽が落ちかけているので、少し寒くなってきた。

伯方・大島大橋

橋の途中に「見付島」と矢印が書かれていたので行ってみた。 見付島で9島目。 小さい島だけど、野営場があった。 ここは車とか125ccを超えるモーターサイクルは上陸できなく、混雑とか大集団とは無縁だろうから、良い場所かもしれない。 使用料も特に取られないみたいだし。 暖かい時期だったら、ここでキャンプしてたな。 あ、でも売店が近くに無いから買い物を済ませてから来ないと駄目なのか。

見付島

大島は何も観光せず、道の駅よしうみいきいき館に。 しまなみ海道の最後の橋、来島海峡大橋が見えた。 3つの大橋が繋がったもので、4キロ以上ある。 通行料も200円とちょっと高い。

来島海峡大橋

来島海峡大橋の料金所は、橋と橋の間、馬島にあった。 ここだけ有人の料金所で、馬島に上陸できるか聞いたらエレベータで下りられるんだって。 さっそくモーターサイクルごとエレベータに入って島に下りる。 エレベータに一緒に入れる機会ってそうそう無いので、面白かった。

11島目の馬島に入ったけど、既に真っ暗で何も見えなかったので、とっとと引き上げた。 この島は、地元の人と緊急車両以外では、このエレベータを使った歩行者と自転車(原付含む)しか上陸できない。 ちょっと得した気分である。

馬島エレベータ

暗くなってから今日の宿のサンライズ糸田に到着。 ここは綺麗だし、安価だし、窓から来島海峡大橋が綺麗に見える。 非常に良い場所だったけど、週末は満室になることが多いみたい。

サンライズ糸田から

8日かけてやっと四国に入った。 明日からどこに行こうか悩むが、とりあえず行ってみたい松山に行ってから考えることにした。


Tatsuyoshi 21st Project
by Tatsuyoshi