途中、関が原古戦場の看板につられ、寄ってみることにした。 この場所は、石田三成の陣地だったところ。

関が原の戦況が変わっていれば、戦国時代がまだ続いていたかもしれないし、 江戸時代なんて無くて明治維新なんてことも無かったかもしれない。 まさに天下分け目の合戦だったのだろうね。
そんな家康の陣地前は、民家になっており平和な生活が行われていた。

琵琶湖に出た。 小さい頃に琵琶湖を見たとき、波がかなりあったのに驚いた記憶がある。 子供にとっては、もう海なんだろうね。 最近の印象だと、鳥人間コンテストのイメージが浮かんでくる。

琵琶湖の向こうに比叡山(多分)が見えてきた。 比叡山に行ってみたい気もするけど、これから空海信仰が深い四国に行く。 空海と縁があると言えばあるけど、最澄とは仲が悪かったらしいので、今回は見送ることに。

ちょっと宇治に寄る。 ここは私の生地で、小学1年の頃まで住んでいた。 小さい頃は果てしなく大きなお茶畑のイメージがあったのだけど、 大人になって来て見るとそうでもない大きさ。 お茶畑の中を、鶏を追いかけて走り回ったりしたなぁ。

昔住んでいた家に寄った後、黄檗宗総本山、萬福寺に。 今回は天台宗総本山の延暦寺よりも、萬福寺に来ることを選んだ。 この辺り、道が細くてごちゃごちゃしている感じがあった。 昔はそんなこと考えたこともなかったのだけどな。

時間があれば普茶料理も食べたいと思っていたけど、 今日中に京都を抜けたいと思っていたので、また別の機会にすることに。 と言っても、胡麻豆腐は買って夜食べたのだけど。
日本の黄檗宗の祖、隠元さんが日本に持ち込んだとされる(諸説あるようだけど)隠元豆も育てていた。

京都市中心部を南側を通って避け、大阪を迂回するために国道9号線に入り、亀岡から国道372号線に入る。 そろそろ、今日の宿を考えなくてはならない。 この先山間部を通るので、PHS の電波は絶望的だし。 近くのユースホステルに2軒程電話したけど断られる。 仕方なくビジネスホテルを検索して、篠山のビジネスホテルに。 篠山って「しのやま」じゃなくて「ささやま」と読む。 知らなかった。