梅雨の最中なので、天気が心配だったが少し晴れ間も見せるような天気だった。

順調に進んで2時間で台場に到着。 50cc だと臨港トンネルもレインボーブリッジも通れないので勝鬨橋まで行くことになるのかな。 125cc で良かった。
時間が早いので、少しだけ海沿いを散歩した。

有明のフェリーターミナルビルに入って、受付をする。 今は無き東京〜苫小牧航路の看板が残っていた。 地震の影響で大洗〜苫小牧航路が3ヶ月ほどここから出ていたので、1ヶ月前まではある意味現役だったのかもしれない。

フェリーターミナル内は閑散としている。 窓口に向かうと、受付は16時15分からと書いてある。 珍しく早く着きすぎたようである。 しばらくターミナルをうろうろして、お店がないか探したりする。 コンビニどころかお土産屋もない。 苫小牧のターミナルは売店がいっぱいあって賑やかなのに、東京の方が寂れているとは。

受付を済ましたので、コンビニかスーパーまで買い物に行く。 今日の夕食と、明日1日分の食事と。
有明付近のコンビニを探したが、駐車場のあるコンビニは見つからない。 どこもビルの2階やホテルの中にあって、困った状態。 結局警備員に断りを入れて車の通路に止めさせてもらい、ホテル内のコンビニで買い物。

ターミナルに戻ると乗船が始まっていた。 災害派遣の帰りの自衛隊車両がほとんど。 この部隊は、西部方面後方支援隊の本隊みたいである。 佐賀県の吉野ヶ里まで戻るみたい。 ご苦労様、と声には出さなかったけど、心の中で感謝して。

カジュアルルームの大部屋は満室だったみたいで、2人用の個室に入れられた。 この後乗客が増えれば相部屋になるみたいだけど、多分来ない気がする。 トラックの運転手と自衛官以外は、10人ぐらいしか乗ってないし。
出港までに時間があったので、汗だくの体をお風呂でさっぱりして、のんびりする。 程なく出港の汽笛が鳴り、暮れかかる夕刻の中、動き出した。 定刻通りの出港のようである。

出港してすぐに特徴的な形をした東京ゲートブリッジをくぐる。 少し前にタモリ倶楽部で完成前の東京ゲートブリッジを歩いたりしていた。 この特徴的な形は、下は船が通り、上は飛行機が通る理由でこうなったらしい。

明後日の朝まで、しばらく船の中である。 ヒマでしょうがないのだろうけど、それ以上に外洋に出たときの波が気になる。
今日の一言
関東地方から九州に行くフェリーの選択は、この東九フェリーしかない。
6年前ぐらいだったら、川崎から宮崎に向かうマリンエキスプレス、 横須賀から大分に向かうシャトル・ハイウェイラインがあったのだけど、 今はどちらもなくなってしまった。 いつか利用しようと思っていたし、家からだと有明よりも川崎や横須賀の方が近いので、 無くなって非常に残念であるし、利用しておけば良かったと後悔している。
飛行機もフェリーも石油に依存している部分が大きい。 この先石油が暴騰した場合、飛行機やフェリーの価格は上がり、路線の廃止も増えるかもしれない。 のんびり船で旅行するなんて、また贅沢な旅になってしまうのだろうか。