2018年までの YZF-R3 の年式の続きを。日本の環境からすると 320cc という中途半端な排気量であるが、ここのところ 150cc 前後のモデルが発売されていたりと、以前ほど中途半端な排気量に抵抗がなくなってきているようである。単純に YZF-R25 があるならば YZF-R32 でも良かったのではとも思ってしまうが。

YZF-R3A 2015 B021

今回は北米、インド、ブラジル以外向けのモデルで、ある意味世界共通モデルと呼んでも良いもの。もちろん、それぞれの国での装備や仕様の違いはあるが、基本構成は同じである。

ということで年式ごとの一覧にしようと思ったが、混沌としてしまう感じだったので、モデルコードごとに別けることにした。まずは、ABS 無し YZF-R3 の 2YP の一覧を。モデルコード順に別けたので、年式順ではなくモデルコード順にした。

続いて、ABS 付き YZF-R3A の 2YP の一覧を。ヨーロッパやタイなど、ABS が付くと国が変わってくる。

最後に2018年からの ABS 付き YZF-R3A BR5 の年式を。

BR5 になってピストン形状やプラグが変更され、キャニスターも装備されている。これは EURO4 / 平成28年排出ガス規制に対応するもの。

YZF-R3 は南極大陸以外の全ての大陸で発売されている稀有なモデルの1つ。色々な国で発売されているためにカスタムパーツも豊富で、ヨーロッパのメーカーやアジアのメーカーなど、選択肢が増えるのもメリットである。

2018年モデルまでの YZF-R25 の年式を書いたので、その流れで2018年モデルまでの YF-R3 の年式を書こうかと。YZF-R25 より販売国が多いので、ちょっと大変そうだけど。

YZF-R3A 2018 BY94

YZF-R25 と YZF-R3 を両方販売しているのは日本のみで、両方手に入る日本の環境は貴重とも言える。その他の YZF-R25 の販売国であるインドネシア、トルコ、マレーシア以外では YZF-R3 が発売されており、世界各国で発売されている稀なモデル。

YZF-R3 / YZF-R3A のモデルコードとしては、北米向けが 2MS / BY9 で、インド向けが 2YS 、ブラジル向けが B01 / B03 、その他の国向けは 2YP / B02 / BR5 となっている。まずは、おおまかな分類をしてみる。

1回で済まそうと思っていたが、上の図を見てどう見ても長すぎることになるので、2回に分けることにした。今日は「その他」の国以外の、北米向け、インド向け、ブラジル向けについてを。
まずは、北米向けの 2MS と BY9 のモデルコード一覧を。

次はインド向けを。インド向けは 2YS のモデルコードであるが、2YS で YZF-R3 と YZF-R3A と両方販売されている。

続けてブラジル向けを。ブラジル向けは車体番号を見る限りブラジル製造となっている。全てを生産している感じは薄いので、一部ノックダウンの生産ではないかと予想している。

次回は「その他」の国である日本、台湾、ヨーロッパ、ロシア、中南米、オセアニア、タイ、フィリピン、ベトナム向けのモデル一覧の予定。