ヨーロッパのヤマハで数日前から予告していた2017年モデルの YZF-R1M が注文開始となった。

2017年モデルの YZF-R1 は、カラーリングが変わったものの、スペックは全く同じだった。しかし、2017年モデルは Euro4 の排ガス規制に対応している筈である。馬力を落とさずに対応しているあたりは、非常に大変だったのではないかと思う。

YZF-R1M 2017 Europe

YZF-R1M 2KSC 2016

見た目では、エンジンの色が黒色になったので、印象がだいぶ変わる。それ以外については、変わりないように見える。

YZF-R1M 2017 Europe

YZF-R1M 2KSC 2016

しかし、良く良く見てみると、パッセンジャーシート周りが違っている。

YZF-R1M 2017 シート

YZF-R1M 2016 シート

パッセンジャー用のステップも、形状が異なっている。

YZF-R1M 2017 パッセンジャーステップ

YZF-R1M 2016 パッセンジャーステップ

その他、確認できていないだけで細かい変更点はいくつもあると思われる。

ふと見ると、YZF-R1M だけでなく YZF-R1 の2017年モデルも出ていた。2016年モデルと比較して違いがあれば、明日 YZF-R1 の2017年モデルについて書こうかな。

昨日少し書いたが、ヤマハフランスではレプリカカラーの YZF-R1 を2010年から2013年に販売している。今日はそのカラーについて。

YZF-R1 ヤマハフランス

このモデルはモデルコードが付かないオプション装着車の扱いで、2010年に発売されたときの資料によると、購入者にはシートカバーやレーシングレバーに加え、ヘルメットや MOTO GP のパドックパスなども付いてきた豪華な扱いだった。

まず2010年のカラーを一覧を。今となっては懐かしい FIAT カラー。

2010 YZF-R1 Rossi Replica

2010 YZF-R1 Lorenzo Replica

2010 YZF-R1 Edwards Replica

2010 YZF-R1 Spies Replica

ロッシがヤマハから去り、メインスポンサーの FIAT も手を引いてしまったので、2011年からは特別色の感じが少なくなってしまった。東北大震災のため、サイドには「がんばろう日本」の文字が入れられる。サテライトの Tech3 の方は変わらずモンスターカラー。

2011 YZF-R1 Lorenzo Replica

2011 YZF-R1 Spies Replica

2011 YZF-R1 Edwards Replica

2011 YZF-R1 Cal Crutchlow Replica

2012年もメインスポンサーがなく。また、スポンサーから Petronas が外れて代わりに ENEOS が入る。

2012 YZF-R1 Lorenzo Replica

2012 YZF-R1 Spies Replica

2012 YZF-R1 Dovisiozo Replica

2012 YZF-R1 Cal Crutchlow Replica

2013年にロッシがヤマハに戻ってきて、Rossi Replica が復活した。相変わらずメインスポンサーが付かない年だった。

2013 YZF-R1 Rossi Replica

2013 YZF-R1 Lorenzo Replica

2013 YZF-R1 Cal Crutchlow Replica

2013 YZF-R1 Bradley Smith Replica

実はこの2013年モデルは Crutchlow Replica と Smith Replica が数台売れ残っている。その影響もあってか、この年以後はレプリカモデルの販売はされなくなってしまった。

2010年から2013年にフランスで発売されたため、馬力規制の対象となっており、上記のモデルは106馬力となっている。せっかくのモデルなのに、馬力が制限されているのももったいな感じだが、馬力がない部分を補う付加価値だと思うべきなのかもしれない。