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RT100のカラー

今日は前回の続きで、 RT100 のカラーについてを。コンペティションモデルなので、そんなにカラーバリエーションはないのだけど。

RT100H 1996 3UL7
RT100H 3UL7

写真でもわかるように、空冷に前後ドラムブレーキにツインショックなので、競技で使用するというより fun ride としての trail モデル。少なくとも日本では、土地の関係で所有する人が少ないだろうということで発売されなかったのでしょう。


シルエットでは、ダブルクレードルのフレームに長く伸びたマフラーが特徴的。装備重量は 79kg と軽量で、車体サイズもそれほど大きくないため、若年向けの入門モデルとして使われることが多かった。いつものようにカラー一覧を。

code year photo
3UL1 1990 YAMAHA BLACK
RT100A 3UL1 A


WHITE
RT100A 3UL1 B
3UL2 1991 PURPLISH WHITE SOLID 1
RT100B 3UL2 A
3UL3 1992 PURPLISH WHITE SOLID 1
RT100D 3UL3 A
3UL4 1993 PURPLISH WHITE SOLID 1
RT100E 3UL4 A
3UL5 1994 PURPLISH WHITE SOLID 1
RT100F 3UL5 A
3UL6 1995 PURPLISH WHITE SOLID 1
RT100G 3UL6 A
3UL7 1996 PURPLISH WHITE SOLID 1
RT100H 3UL7 A
3UL8 1997 INK BLUE
RT100J 3UL8 A
3UL9 1998 DEEP PURPLISH BLUE SOLID E
RT100K 3UL9 A
3ULA 1999 DEEP PURPLISH BLUE SOLID E
RT100L 3ULA A
3ULB 2000 DEEP PURPLISH BLUE SOLID E
RT100M 3ULB A

一覧を見ると、コンペティションモデルにヤマハらしい青色を採用しているのは、この頃からということがわかる。コンペティションモデルなのだけど、カナダ向けにはフロントプレートの横とリアフェンダーにサイドリフレクタ、フェンダー後部にもリフレクタが付けられていた。3UL9 のパーツカタログでは、リアのリフレクタについてはオーストラリア向けの装備と記述があるが、間違いでしょう。

この後は TT-R90 / TT-R125 の TT-R シリーズにポジションを譲る流れとなる。

RT100の年式

今日は珍しく日本では発売されなかったコンペティションモデルの RT100 の年式についてを。

RT100A 1990 3UL1
RT100A 3UL1

RT100 は1990年に USA とカナダで発売され、その後オーストラリアやニュージーランドでも発売されたモデル。97cc のエンジンを搭載しており、RT100 のエンジンはコンペティションモデルとしての進化はしていたが、このエンジンは元を辿ると HT-1 に辿り着く歴史のあるもの。現在でも AG100 で使われている息の長いエンジンである。


資料によって、オーストラリア・ニュージーランドをオセアニアとしてまとめて書かれているものもあって、どうしようか悩んだが、ここではオセアニアとしてまとめずにオーストラリアとニュージーランドを別々に表記することにする。いつものように、モデルコード一覧を。

code name year country remarks
3UL1 RT100A 1990 USA、カナダ
3UL2 RT100B 1991 カナダ
3UL3 RT100D 1992 USA、カナダ
3UL4 RT100E 1993 USA、カナダ
3UL5 RT100F 1994 USA、カナダ、オーストラリア
3UL6 RT100G 1995 USA、カナダ、オーストラリア
3UL7 RT100H 1996 USA、カナダ、オーストラリア
3UL8 RT100J 1997 USA、カナダ、オーストラリア
3UL9 RT100K 1998 カナダ、USA、オーストラリア、
ニュージーランド
3ULA RT100L 1999 カナダ、USA、オーストラリア、
ニュージーランド
3ULB RT100M 2000 カナダ、USA、オーストラリア、
ニュージーランド

RT シリーズとしては他に、先日少し触れたブラジル製の RT180 がある。少し不明なものとして RT115 というモデルがあり、インドネシア向けでモデルコードは 3WL を使っていたのだけど、パーツカタログ上では YT115 となっているので実際はどちらなのかわからない。

ついでにカラー一覧を、と思ったが長くなったので次回に。