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YJ50 JOG APRIOの年式

YJ50R ついでに、YJ50 の JOG APRIO(ジョグアプリオ)の年式についてを。

YJ50 1997 4LV3 [JOG APRIO Type 2]
YJ50 4LV3

YJ50 の JOG APRIO は1994年から発売されたモデルで、6リットルの大容量燃料タンクや、大きなメットインスペースにより、人気が出たモデル。タイミング良くヤマハ発動機がスポンサーとなっているジュビロ磐田の中山選手がワールドカップ予選で活躍したこともあり、中山選手の CM を打ち出してさらに知名度があがった。


個人的にも私の周りに何人か乗っている人がいたし、街中ではよく見かけたので、非常に売れているモデルだった。
機能的にもプロモーション的にもうまく時代をつかまえた感じ。しかし YJ50 は日本向けのみのモデルで、日本では評判が良かったが海外では発売されなかった。その YJ50 JOG APRIO のモデル一覧を。

code name year country remarks
4JP1 YJ50 1994 日本
4JP2 MT09 1994 日本 Summer ver.
4LV1 YJ50EX 1994 日本 EX
4JP3 YJ50 1995 日本
4JP4 YJ50 1995 日本 Special
4LV2 YJ50S 1995 日本 TYPE 2
4JP5 YJ50 1996 日本
4JP6 YJ50 1996 日本 Special
4LV4 YJ50S 1996 日本 TYPE 2
4JP7 YJ50 1997 日本
4LV3 YJ50S 1997 日本 TYPE 2
4JP8 YJ50 1998 日本
4JP9 YJ50 2000 日本
4JPA YJ50 2001 日本

TYPE 2 は JOG Z のエンジンを搭載し、馬力は上限いっぱいの7.2 馬力で、ディスクブレーキなどを装備しているモデル。見た目は似ているが、走りは全く別物のモデルだった。その前身となるのが、YJ50EX で、ディスクブレーキなどを搭載していた。

今となってはだいぶ見る機会が減ってしまっているのが惜しいところだけど、同じようなコンセプトで新しいモデルを発売しないかなと期待をしながら。
次回は写真が揃っていれば TJ50 のカラーの予定。

JOG と VINO が28年度規制を通して発売に

JOG と VINO が28年度排出ガス規制を通して発売すると発表された。
その前に、ヤマハファクトリーレーシング鈴鹿8時間耐久ロードレース3連覇おめでとう!

鈴鹿8時間耐久ロードレースV3

去年と同様、R1 の圧倒的な速さで、安定感の走りだった。カラーは違うけど、発表された JOG-ZR Movistar Yamaha MotoGP Edition の売り上げも伸びることでしょう。

そんなヤマハは昨年に原動機付自転車についてホンダと協業を検討していると発表しており、28年度排出ガス規制対応モデルはホンダ製になるのではとも予想していたが、ヤマハ製で発売されるということで。

XC50D VINO 限定版
XC50D VINO 限定版

先日書いた「CE50最後のヤマハ製JOGか」という予想は、幸いにも間違っていたことになる。この調子だと、VOX なども排出ガス規制に対応して発売されそうである。


今回発表されたモデルが2017年モデルになるのか、2018年モデルになるのか今のところ不明で、モデルコードも不明である。

2017年8月1日追記
JOG の通常モデルについては2017年モデルで、以前書いた「CE50最後のヤマハ製JOGか」のモデルが発売された感じとなった。
Movistar Yamaha MotoGP Edition については2018年モデルで、モデルコードは 3P3Y となる。7月25日に発表された JOG シリーズを表にすると。

code name year country remarks
3P3P CE50J 2017 日本
3P3R CE50S 2017 日本 DELUXE
3P3S CE50ZR 2017 日本 ZR
3P3T CE50P 2017 日本 PETIT
3P3Y CE50ZR 2018 日本 MotoGP Edition

VINO / VINO Molfe については2017年モデルの扱いで、モデルコードは以前からの 2WP / 37B を継続して使っている。こちらも一覧にすると。

code name year country remarks
2WPD XC50X 2017 日本
37B9 XC50H 2017 日本 Molfe

この排出ガス規制に対応して、スペックと値段はどう変わったのか比較してみようかと思う。ここはベーシックなところで CE50 の JOG で比較してみる。

model CE50J CE50
year
code
2017年
BF61
2017年7月発表
価格(税込) 160,920円 171,720円
排気量 49 cc 49 cc
ボア×ストローク 52.4 × 57.9 52.4 × 57.9
圧縮比 12.0:1 12.0:1
馬力 3.1 kW 3.2 kW
トルク 3.9 Nm 4.1 Nm
全長 1685 mm 1685 mm
全幅 650 mm 650 mm
全高 1035 mm 1035 mm
装備重量 84 kg 84 kg
届出燃費 66.0 km/L 69.7 km/L
燃料容量 4.4 L 4.4 L

驚くことに、価格は高くなったものの重量は変わらず、エンジンのスペックは燃費を含めて上がっている。マフラーなど外観に違いがあるのか写真を比べて見たが、同じだった、と言うより規制前モデルと同じ写真を使っていた。

排出ガス規制に対応することで値段が高くなり、単純に考えてそのままでは販売数が落ちてしまう。それをスペックを上げてくることで販売数を落とさないようにとしているのでしょう。大変だったと想像は付くが、来年製造をやめてしまうかもしれないモデルに対して施すには、もったいない気がしてくる。