TRICITY155はどうなった

昨日少し書いたけど、TRICITY 155 の動向について。


少し情報をもらったので、調べるだけ調べてみた。

TRICITY 155 2016 BB81
MWS155-A BB81

どうも2016年モデルは全て発売を取りやめたようである。現在わかっている発売予定だったモデルコードとこれから発売されるだろうモデルコードの一覧は。

コード モデル名 発売計画 発売国 備考
BB81 MWS150-A 2016年9月 ヨーロッパ 発売取りやめ
BB82 MWS150-A 2016年10月 タイ 発売取りやめ
BB83 MWS150-A 2016年11月 日本 発売取りやめ
BB84 MWS150-AG 2016年10月 オーストラリア 発売取りやめ
BB85 MWS150-A 2016年12月 インドネシア 2017年モデル
コード モデル名 発売計画 発売国 備考
BE21 MWS150-C 2016年10月 タイ 発売取りやめ
BE22 不明
BE23 MWS150-C 2016年12月 フィリピン 2017年モデル

細かな装備までわからないが、ABS モデルが日本でも発売することになっていたようである。

2017年モデルの発売の際、2016年で使おうとしていたモデルコードを再割り当てする可能性もあるが、前後の関係から新しくモデルコードを振り直すと思われる。
それにしても、TRICITY 155 に何があったのだろう。

Special thanks to Nitipong

TRICITY125の2017年モデル

EICMA では、2017年モデルの TRICITY 125 の発表もあり、モデルチェンジすることがわかった。


モデルコードは未確認だけど BR7 になるようである。色は Sunny Yellow, Aqua Blue, Milky White, Matt Grey の4色。Sunny Yellow と Aqua Blue は評価が分かれそうな色だな。

TRICITY 125 2017 Sunny Yellow
TRICITY 125 2017 Sunny Yellow
TRICITY 125 2017 Aqua Blue
TRICITY 125 2017 Aqua Blue
TRICITY 125 2017 Milky White
TRICITY 125 2017 Milky White
TRICITY 125 2017 Matt Grey
TRICITY 125 2017 MATT GREY

どこかで見たような気がして、だいぶ前に発表された TRICITY 155 の写真を見返すと、ほとんど同じだった。違いはステップボード横のカバーの色だけ。2016年モデルの TRICITY 125 と、2017年モデルの TRICITY 125 と、2016年モデルの TRICITY 155 と比較をしてみる。

TRICITY 125 2016 2CMP
TRICITY 125 2016 2CMP
TRICITY 125 2017
TRICITY 125 2017 Milky White
TRICITY 155 2016 BB81
TRICITY 155 2016 BB81

写真の3モデルのスペックを比較する。

TRICITY 125
2016 2CMP
TRICITY 125
2017
TRICITY 155
2016 BB81
排気量 124.8 cc 124.7 cc 155.1 cc
B×S 52.4 × 57.9 mm 52.0 × 58.7 mm 58.0 × 58.7 mm
圧縮比 10.9 : 1 11.2 : 1 10.5 : 1
馬力 8.1 kW / 9000 rpm 9.0 kW / 7500 rpm 11.1 kW / 8000 rpm
トルク 10.4 Nm / 5500 rpm 11.7 Nm / 7250 rpm 14.4 Nm / 6000 rpm
全長 1905 mm 1980 mm 1980 mm
全幅 735 mm 750 mm 750 mm
全高 1215 mm 1210 mm 1210 mm
シート高 780 mm 780 mm 780 mm
軸距 1310 mm 1350 mm 1350 mm
装備重量 156 kg 164 kg 165 kg
燃料容量 6.6 リットル 7.2 リットル 7.2 リットル
前タイヤ 90/80-14 90/80-14 90/80-14
後タイヤ 110/90-12 130/70-13 130/70-13

車体は TRICITY 155 と同じ、エンジンも 155cc をボアダウンしたものになって BLUE CORE になり、パワーもあがっている。車体の重さが増えたが、後タイヤのサイズや全長が増えたことを考えると仕方ないところかな。

それにしても、TRICITY 155 はどうなったのだろう。少し詳しい人に聞いてみるも、はっきりとした返事は貰えなかった。ニュアンス的には何かしら問題が見つかって遅れたか、戦略の変更のようなのだけど。この様子だと2016年モデルとしての発売は消滅したのかもしれない。