パーツニュースが出る出ない

YW125 BW’S 125 が発売されたので、今日はパーツニュースとパーツカタログについて書こうかと。実はちょっと前に少し書いていたのだけど、なかなか発売されないようだったので放置していた。先日、新発売のことを書いたときに発掘されたので、追加してちゃんと仕上げてみることに。長かったので後半はカットしたけど。

YW125 2016 BG11
YW125 BG11

ヤマハ発動機の部品情報検索で YW125 についてを見ながら、パーツニュースになりえる変更とそうじゃない変更との違いを考える。


まずは、BW’S 125 YW125 の2016年モデル BG11 のパーツカタログを、部品情報検索で見てみる。

https://www.yamaha-motor.co.jp/parts-search/
ヤマハ発動機 部品情報検索

私の知る限り、このパーツカタログに変更が10ほど入っている。このうちパーツニュースが出たのは5つである。もし手元に BG11 のパーツカタログがある人は、そちらを見ながら確認してもらえると、よりわかりやすいと思う。

変更順に書いていきたいところだけど、変更日までは把握していないし、気付いたときの日付も記録していないのでパーツカタログのページ順に説明していく。

まずは Fig.5 オイルポンプから。この Fig.5 ではイラストの間違いがあって修正されている。部品注文に影響ないとみたのか、パーツニュースは出ていない。イラストのどこに間違いがあったかと言うと、部品の視点と言うか、簡単に言うと矢印の方向が違っていた。変更前と変更後のイラストの一部を載せる。

2UB1414-P050 2UB1414-P051

イラストが更新されたので、イラス番号も 2UB1414-P050 から 2UB1414-P051 に変更となっているのがわかる。同じように Fig.27 ゼネレータでも方向が前後逆だったため、矢印の向きが変更となっている。

続けて Fig.6 インテークで、ここでは2つ変更がある。まずは、パーツニュースのニュース No. 16MC024c が出ていて、インジェクターが 1MS-E3750-00 から 1MS-E3750-10 になっている。この変更はイラストに影響しないものだった。もう1つはネジが変更になっており、元々ワッシャ付きのネジだったが、変更後はワッシャが別部品として設定されている。

BF91010-R060 BF91010-R061

ここでわかることは、ネジの部品変更ではパーツニュースは出ないけど、インジェクターの部品変更だとパーツニュースが出るということ。なのだけど、Fig.33 ハンドルスイッチ&レバーでは、スイッチボックスで使われるボルトが一通り 5mm 長いものに部品が変更になっていて、このときはニュース No. 16MC061c として出されている。パーツニュースを出すか出さないかは、重要性も考えているのでしょう。

次は Fig.8 クランクケースで、実はどこも変更になっていない。じゃ何で取り上げたかと言うと、変更する可能性があるため。先日発売になった2018年モデルの YW125 BG12 では、変更になっている。元はシグナスX SR の2017年モデルからの変更なのだけど、オイルパイプが追加された。オイルパイプが追加されたパーツカタログでのイラスト番号が BF91010-R081 で、遡って変更でなければ新たに番号を振って BF92010-S080 になる筈なのだけど、BF91 のイラストを更新して BF91010-R81 とした。そのため、BF91010-R80 のイラストを使っている BG11 も更新される可能性がある。

BF91010-R080 BF91010-R081

FIG.18 シートでも、BG12 でシールが1枚追加されており、BG11 のイラストが更新されているが、BG11 のパーツカタログではそのままである。

Fig.19 フロントホイールではパーツニュースが出ており、ニュース No. 16MC110c でシールの追加がされている。これは元々付いていたが、イラストとパーツリストが間違っていたための変更である。

2JS1414-P190 2JS1414-P191

という具合に全ての変更を書こうと考えていたが、長くなってしまうし、変更についての感じは掴めたと思うのでここまでにして。

上記のようにパーツカタログでは変更がちょくちょくと入っている。そして、部品によっては変更されてもパーツニュースが出ないこともあるし、イラストの間違いもいつの間にか直っていることもある。もし手元に紙のパーツカタログを持っているならば、1年に1回ぐらいは変更があったのかどうかを部品情報検索の web 版パーツカタログで確認することをお勧めする。昨年末も VMAX のパーツカタログのイラストに修正が入り、対象には25年も前のパーツカタログを含んでいた。


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